みなさんこんにちは!
今回は、”多様性とは素晴らしく、そしてとてつもなく難しい“というテーマで書いていきたいと思います。
ところでこの多様性という言葉ですが、ざっくりというと“様々性質や傾向を持った群”と言えますが、突き詰めていくと訳が分からなくなります。
多様性が認められている社会では、誰もが自分らしく活躍し、生きられている社会ではないかと思います。
このような状態は僕にとっても理想ですし、皆さんの中にも理想としている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん、均一的な価値観のほうが良い!という人もいるかと思います。
これも含めて多様性の一環ではないかなと…と考えると訳が分からなくなってきますね笑
最近読んだ本の中で、多様性の難しさについて上手く書かれてるなと思ったのがこの本です。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー [ ブレイディ みかこ ] 価格:1,485円 |
この本の概要をざっくりと紹介すると、日系の母親とアイルランド系の父親と、その間に生まれた息子三人とその周辺の人々の様子を書いたエッセイ本です。
この本では主に(日本でいうところの)地元の中学校での様子が書かれており、それこそ本当に様々な立場の人たちが登場し、人間関係や社会の縮図が書かれています。
日本だけで暮らしているとなかなか知り得ないことも書かれていて、個人的に読んでてとても面白かったので、興味ある方は是非読んでみてください。
詳細を書きすぎるとネタバレになってしまうのでかなりボカシて書きますが、この中でも特に印象に残ったのが、休日に何をされるのですか?という当たり障りのない話題を出したら、相手方がちょうど問題になっていた風習のために故郷に帰省すると勘ぐっているのかと思い、話題を出したほうが地雷を踏んでしまったという…
こんなの瞬時に判断するほうが難しい!みたいな事例を見て、多様性は突っ込んでいけばいくほど難しいなと思いました。
ここで少し話題を変えますが、何か問題が起こりいろいろな意見が対立するケースがあるかと思います。
2020年は新型コロナウイルスで世間、ひいては世界中が大混乱に陥っており、日本でも例外なくこの問題に直面しています。
一時緊急事態宣言が発令されたり、はたまたgo toキャンペーンで需要を喚起したりなど、2020年下期現在は感染防止と経済活動のバランスを綱引きのように引いたり緩めたりしている状況です。
このコロナウイルスの難しいところが、経済を停止しすぎるとコロナウイルスによるデメリットよりも、経済が止まるデメリットが大きくなるけど、野放しにするには危険というではないでしょうか。
また致死率や重症化率が比較的低いという点でも、人間の意見が分かれやすいという、言い方悪くすれば人間同士の諸々が試されている感もします。
正直僕が総理大臣であったり、何かを決めるような要職にいたら“もういやぁ!!”と言いたくなります。
どちらにも正義があり、その方向から見ればどちらも正解なのです。
ですが、人の命、医療現場の実情、経済活動を止めることによる生活満足度の低下やそれに伴う自殺、後遺症による経済活動へのダメージなどなど…
そのどれもが綱引きになり、今の現状では片方立てるともう片方立たずの状況です。
どちらもやりすぎると多くの人が犠牲になると思います。
(一番理想的なのは感染リスクが限りなく0に近い状態で通常の経済活動が営める状態だと思いますが、現状僕の足らない頭では思いつきません)
政府・政権にとっては酷ですが、こういう時は全員から不満が出るところが案外ベターな回答になりがちだと僕は現状では考えています。(政治そのものがそうなりがちではありますが…)
自分と正反対の意見に出くわすと、どうしても持論を押し通したくなる気持ちはわかります。
ですが、反対意見を言っている人が何を根拠にその意見を述べているのかを考えて、なるべく多くの情報から最適な判断ができるようにしていきたいですね。
ということで、ちょっと偉そうな感じになってしまいましたが、よりよい明日を生きられるように行動していきましょう!
今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました!